還付金

確定申告はまあ面倒だからいいやと思っていたけれども、試算したところ確定申告をすれば還付金があるということだったので、しないわけにはいかなかった。
おととしの株取引を始めた年にある銘柄で大損したので、それの繰越で去年の利益が相殺されるため、払った税金が還ってくるらしい。おまけに退職したから給与所得が数ヶ月なかったのも大きいのかも知れない。
そして明日が確定申告の期限らしいのだけれども、僕の場合は還付申告にあたるので 5 年後でもいい模様だ。もう封筒に確定申告書在中と書いたしどっちでもいいのだろう。

顔がホテル

ときどき顔がほてる。血圧を測ってみると、かなり高い。そのときはだいたい心拍数も高い。心拍数が高ければ心拍出量も大きいので、血圧も高くなるのだろう。
買い物から帰ってきたからかもしれないが、心拍数 100/m で 160/90 mmHg。日中の活動期はこれくらい普通なのだろうか。安静時に測らないといけない。

新年

暮れに実家のお風呂を掃除した後から喉が痛い。喉の奥をえぐえぐすると、膿栓ができた時のような怪しいニオイが鼻の方に漂ってくる。
今年は定収入を得たい。

フライパン

金たわしでフライパンの焦げ付きを落としたら余計に焦げてしまう過ちを犯したので新しいのを買った。

取扱上の注意

  • 空だきをしないでください。
  • ご使用後はよく洗って乾燥させてください。
  • ご使用中、ご使用後は取っ手やつまみ等が熱くなる場合がありますのでご注意ください。
  • 縁まで水等を満たした状態でしようしないでください。
  • 調理物を本製品の中に保存しないでください。
  • スチールたわし、磨き粉等を使用しないでください。
  • こげつき等を落とす際は金属製の固いものを使用しないでください。
  • 天ぷら等の料理に際しては、油温を200度以上に上昇させないでください。
  • 急激な衝撃を与えたり、空だきをした場合には水等をかけて急冷しないでください。
  • ストーブの上で使用しないでください。

安全にお使いいただくために

  • ご使用時はコンロの中央において炎が底面より大きくならないように火力を調節してください。
  • ご使用中にネジ止めされた取っ手がゆるむことがあります。そのままご使用になりますと、脱落してやけどなどの事故の危険があります。必ず締め直してからご使用ください。
  • 天ぷらや揚げ物など油を使用する調理の際は、火災ややけどの恐れがありますので以下の点にもご注意ください。
    • 玉子焼器及び20cm以下のフライパンは、油に引火する恐れがありますので使用しないでください。
    • 縁まで油を満たした状態でのご使用はしないでください。(めやすとして油の量は深さの半分以下にしてください。)
    • 天ぷらや揚げ物の調理中は絶対に側を離れないでください。
    • 天ぷらや揚げ物の調理中はふたをしないでください。

長くお使いいただくために

  • 初めてお使いになる時及びご使用後は、柔らかいスポンジ等に中性洗剤をつけてよく洗って乾燥させてください。
  • フライ返しなどの調理器具をご使用の際は、角の丸いものをご使用ください。過度に負荷が加わると表面加工の剥離やキズの原因になります。
  • 取っ手部分を水に浸して丸洗いしないでください。
    取っ手の中に水がたまり取っ手内部のネジの腐蝕や、再加熱の際に取っ手が熱くなりやけどなどの原因になります。

インフルエンザワクチンを打たれてきた

全国的にワクチンが不足しているという報道があったり前職場の上司に聞いたらやはり足りないという話があったりしたので、もう今年は僕はインフルエンザワクチンは接種できないものだと思っていた。だからインフルエンザに罹ったら軽度で済まないかも知れない。ああもうだめだ。
とは言え接種が受けられるなら受けておきたい。運が良ければ打ってもらえるかなと思いながら、耳の聞こえが悪いのを診てもらうついでに近所の小さな耳鼻科標榜の診療所へ行くと、本当に運が良かったのかあるいはワクチンがこの診療所では余りまくっているのか、全く普通に打ってもらえた。
しかも足りていないのなら接種料金を吊り上げても良さそうな市場情勢であるのに、3,000 円と近隣の他の医療機関と比べると最低料金だ。びっくりした。
不足していることが嘘であるかのようにスムーズに接種してもらえたので、「本当に僕はインフルエンザワクチンを打ってもらえたのだろうか? 生理食塩水を皮下注射されただけなのではないだろうか?」などと勘繰ってしまうほどだ。
ただ今思えば予診票と一緒に渡されたのがボールペンではなく鉛筆だった点が気になるところでもある。

焦るおじさん

テレビのニュース番組でふと流れた就労ビザというテロップの「労」という字を見ただけで、動悸がして吐き気がする。だんだんと焦燥感がおじさんの内側で膨張していって、繊細で怠惰な心がじわじわと押し潰されようとしている。
平日の真昼間に外へ出掛けたとしたら、まるで近所の人たちが窓のカーテンの隙間からこちらをちらりと見て「あの人平日の真昼間から出掛けてるわ何なのかしら」と思われているんじゃないかと思ってしまう。だから特に用もなければ一日中家に引きこもるか、買い物などの正当な用があったとしてもさながら忍者か配達員のように素早く家を出入りしなければならない。
それどころか、家に一日中引きこもっていることすら気付かれてはならない。階下に聞こえないように足音を立てず、外に洗濯物も干さず、どたばたと掃除もせず、電子レンジの調理完了の音もキャンセルさせ、大人しくテレビを小さな音で見ているか横になって夢の世界で闊歩するかしかない。自意識過剰であろうとも、狭い地域コミュニティでは無用な注意を引くことは極力避ける必要がある。
果たしてここは刑務所だっただろうか? 近所の人たちは僕の自由をその目と耳とで監視する刑務官だっただろうか?
こんな錯覚すら感じてしまう状況下でいつまでも暮らしていたら精神的に参ってしまいそうだから、できるだけ早く自分が自由に外を歩ける存在であると認められるような立場におじさん自身を誘導しなければならない。つまり、……。
考えると吐き気を催す。考えてその先の行動に移さなければならないのは解ってはいるが、おじさんは拒否している。自分で拒否しながら焦っているのだから、おじさんはどうにも仕方がない。

6 月以降のこと

6 月はあまりよく憶えていない。季節としては梅雨に当たる頃だから、雨が降っていたのだろう。
7 月は暑かったので残りの有給を使ってほとんど家に引きこもり、寝転がりながら高校野球の地方大会を見ていた。冷房を昼夜問わずガンガンつけまくっていたせいか、電気代がえらいことになった。どうしてこんなことに……。
8 月はほぼ毎日家に引きこもり、寝転がりながら高校野球全国大会をおそらく全試合見ていた。前月の反省を生かし、冷房の使用を抑えて窓を開けつつ扇風機を回したおかげか、電気使用量は前月比 -30 % を記録したので僕は満足だった。
しかしそんな寝転がってばかりの毎日が祟ったのか、9 月の頭頃から頭痛やめまいが酷くなってしまった。運動不足の上に変な姿勢でテレビを見るものだから、全身の筋肉、特に肩と首がおかしくなったのではないかと思う。
9 月の末頃からは意識して外へ出るようになって、いくらか頭痛やめまいは軽減されたように思える。この季節は暑くもなく寒くもなくとても良い。
そして 10 月に入ると、不安に襲われる。ベンゾジアゼピンをやめようとしているせいかも知れないが、不安に襲われる。

誰にも通じないと思うけれども、上の動画の 45 秒辺りからの HBO のロゴが近付いてくる部分、それを見たときに感じる恐怖に似ている。金属調の HBO ロゴは、20 秒ほど掛けて宇宙空間の向こうからじわじわとこちらへ近付いてくるだけなのだが、それが僕にとって恐怖なのだ。
早く来るなら来て欲しいのだが、来ないのだ。ロゴが現れて 10 秒経ってもまだあんな所にいる。その間に勇ましげな BGM は 4 小節過ぎていしまった。それからまた 10 秒経って、先ほどよりも近付いたロゴはくるくる回っている。それから虹色の光がロゴの表面か内部を這いずり回り始めて、終わりを迎える。ああ怖い!
いつ終わるか知れない長い時間をある短い瞬間から見たときに、それはもう宇宙の歴史と同じかそれ以上の永遠に相当するとんでもない時間として意識する。けれども短い瞬間が積み重なって、確実にそのとんでもなく長い時間が終わりに近付いていく。つまり僕は HBO ロゴが近付く速度が遅いことで、全体から見た短い瞬間というものをより強く意識してしまい、長い時間が終わるということが意識されるのかも知れない。
とにかく怖い。こんな毎日を過ごしていても 11 月もそのうち終わってしまう。怖い。