つらい

世の中に辛さの基準があるのならば決して今の状況は辛くないのだろうが、自分の中の辛さの基準と照らし合わせると今の状況は間違いなく辛い。
何しろ一度あの甘い甘いニート時代を経験している身からすれば、この九時間も職場にいて他人と上手くやっていくために色々と自分を偽らなければならないという状態は、辛い以外のどんな言葉で表せようか。やはり僕は家で寝ていた方が辛くないのだ。十六時間寝ることが僕の幸せなのだ。
だからこそ、辞めたいなどと言い出す閾値が低いのだろう。感じるストレスが、最近になってその閾値の周辺をうろうろと上下するようになったのかも知れない。
辞めちゃえば楽になるのにな。しかし辞めたらもう後がなさそうだしな。もうカードが残っていない僕は、ボロボロになるまで居続けるしかないのか。