結局怒られなかった

怒られなかったし、行動もしなかった。こういうものか。どういうものだ。
異なる職種に行くと、当然組織のあり方も違ってきて、その中の良い点悪い点がものすごく浮き出て見える。現場の環境もそうだし、職員の意識もそう。人が多い場所へ移るとなおさらだ。上司がそれなりの人格者であればいいのだが、そうでなければ……、という仕組みになっている。
その点では、基本的に一人でやっている部署に入れたのは良かったことなのかも知れない。上司なんていないし。職種は違うとは言え、やっていることは前職までの職種の仕事とほとんど似ているから、短いながらこれまでの経験が役立っている。技術職の強みか。逆に言えば、経験がなければダメだったということだろう。短い職歴も、決して無駄じゃなかった。
ただ昇給も退職金もゼロってのは不安だが。二十年後、僕は何をしているんだろう。