逃げ続けてきた

どこでダメな要素が表れ始めたかと思うと、それはもう小学生の頃からだということに気付いた。
自分が望んだのか知らないが、いつの間にか近所のスイミングスクールに通っていた。週二日のレッスンを三年くらい続けて、何かもう級も上がらないしつまんないし友達もいないし辞めたい辞めたいと思うようになった。末期にはお腹痛いと理由を付けて「休ませて」と母親に懇願するのはいつものことだったが、とうとう仮病らしいということがバレて「何でそう簡単に辞めようとするの」と怒られた。だってつまんないんですもの。とは言わなかったが、結局辞めさせてもらった。そんな記憶がある。
どうもこの頃から既に逃げ癖が付いていたらしい。それ以降もずっとそうだ。高校でも部活を辞めたし、大学でも訳の解らない授業はサボって落としたし、院に進もうと考えていたが結局受けなかったし、仕事に就いても一年も持たずに辞めている。何から何まで逃げだらけだ。
忍耐力がないんだな。改める必要がある。