何処が家だか分からない

というわけでトンボ返りして帰ってきたが、やはりここは心地いい。楽器も本も HDD レコーダーもその他遊び道具もあるし、何よりあいつに気を遣わないで済む。天国だ。
しかしあいつと一緒にいざるを得ない家族を思うと気の毒だな。気の毒と言うと他人行儀だが、僕にはどうしようもなかったどころか下手に関わって余計に事態を悪化させてしまったから仕方がない。もう僕の出る幕はない。出たい幕もない。ただ早く解決してくれることを願うばかりだ。