凡人の見る夢

「雇ってくれるならどの会社でもいい」「働ける場所があるだけ幸せと思え」「お客様、顧客様は神様です」
こんな言葉や概念が蔓延しているから、働く人が経営者や顧客から奴隷のように扱われる社会になるんだ。表面的にはもっと適当でいいんだよ社会なんて。細かなところまで変に厳格にして働く人の首を絞めているから働き辛くなる。お辞儀の角度についてまで研修を受けるなんて、よく考えなくてもアホらしい。バッカじゃねえのと思う。この社会は社会そのものが犯罪者矯正施設ですか? 矯正施設でもやらねえよそんなこと。
サービス残業=無賃金労働を強いるようなバカ企業は早く潰れてしまえばいい。客だの市民だのという立場を利用してストレス発散したり不当な利益を得ようとしたりするようなバカクレーマーも早く死んでしまえばいい。
四方八方から不当な扱いを受けている全ての労働者が一致団結して働くのを辞めて経営者をその豪邸を売り払ってトタン屋根のウサギ小屋に住むしかなくなるほど地獄の淵へ追い込みでもしない限り、働く人は一生不幸なままだ。変なイデオロギーや特定の組織と結び付くような労組なんかには期待できない。かといって新しい団体が育つこともない。
ということはもうだめだ。一旦国そのものが潰れて社会の根本的な流れが変わりでもしない限りもうこのままだ。
適当に働きたいよ。でも適当に働ける場所なんてないよ。でも働かないと生きていけないから仕方なく働くしかないよ。
ああ特別な技能が欲しい。勉強すれば誰でも取れるような資格なんかではなくて、自分にしかできない、表現できないような技能、しかもそれで食べていけるようなものが。