不幸せニート

ニートでいて親から働け働けと急かされないニートはいるのだろうか。だとしたら幸せなのだろうか?
少なくとも瞬間としては幸せに見える。嫌なことに向かい合わずに好きなことをやっていれば済むのだから、これ以上の幸せはない。実際僕にもそんな期間があった。病気ということで自宅療養という形を取っていたこともあって、実質的にはニートであっても親からは働けと言われもせず、一日中好きなことをしていた。確かに幸せだった。
そして病気も良くなってきたので働き始めると、これが辛い。無意識に飛び降りたくなることを考え始めるほど辛い。辛いからといって辞めると今度は病気ではなくて本当のニートになりそうな具合だから、親との関係も先行き怪しいことになるかも知れない。現に電話口で辞めるなコールがあったくらいだから、もう僕は病気療養の身としては見られていない。だとすればもうあの頃の幸せを感じるはずもなく、働け働けと急かされ肩身の狭い思いをしなければならなくなるのだろう。
身内との関係がこじれたニートは幸せどころじゃない。不幸だ。それだけは避けたい。というかニートになること自体を避けたいがこの職種で勤めたくないから異職種へ行きたいと思っているがそれには時間が要るのでニート無職期間への突入を避けられない。もう訳が解らない。
もっと若い内に様々な職種の適性を考えるべきだった。しかしこれは何の反省に繋がるんだ? 来世か?