楽しまないと何も楽しめない

iTunes の再生履歴によると、僕はちょうど一週間音楽を何も聴かなかったそうだ。音楽を聴かないと心も鬱々しくなるのだろうか。逆に心が鬱々しいから音楽を聴きたくないのだろうか。解らない。とにかく帰宅してからは横になってばかりいたから、音楽どころじゃなかった。通販で買って届いたゲームも結局まだやってもいない。ゲームをやらないから鬱々しくなるのだろうか、またはその逆か。云々。
いずれにしても今週は何をするにしても楽しめない気分だったことは確かだ。今朝なんて寝る前に仕事に行きたくない行きたくないと考えていたら早朝覚醒してしまったくらいだったが、今のように仕事から一日解放されると分かった途端に元気になる。普段は飲まないビールを飲んで顔を赤くしてさえいる。だから僕は短期的瞬発的にストレスが溜まりやすく、また発散しやすいタイプなんだろう。要するに瞬間ストレス沸騰機。
けれども瞬間沸騰機だってずっと繋いで入れたままだと水が蒸発して空焚きすることになって火事になっちゃうんだぜ。危ないよ。気を付けないといけない。
楽しく仕事ができれば最良だが、心の中のもやもやというか不安が無視できない。だから忙しく働いていても、ふとした拍子にそうした不安に襲われて虚しく感じる。怠惰な感情として単に働きたくないというのもあったが、実際はそれよりも将来性とかキャリアとかこんな選択でよかったのかとかそういう不安がストーカーのように付きまとっているのだろう。街のありとあらゆる電柱の陰から、建物の壁の陰から、奴は僕を見ている。
脱獄。仕事は脱獄の保険。どっちが保険だかもう分からない。