いつの日だろう

求人サイトにも登録して、働く場所の目星を五カ所に絞った。どこも自転車で行ける近さ。というか自転車じゃなければ働きに行かない。雨の日は雨合羽。意地でも自転車。
近い順に優先順位を決めて、後はその順に面接を受ける。それもたぶん来年になってからの話だろう。四月に入ってもどうせ六月のボーナスは雀の涙ほども貰えないだろうから、六月に入ってもいい。
……これだから駄目なんだ。また無意識のうちに働くことを先延ばししようとしている。六月と言ったら、まだ半年以上先だ。僕にはそんな余裕はあまりないはずだ。せめて右下の就職カウンタが切れるまでには就職を決めたい。
禁煙といい就職といい、僕には覚悟が足りない。いつでも煙草を止められるから、いつでも就職できるから、などと言って実行をずるずると先に延ばす。いつでもできると言うのなら、今すぐやろう、というのが覚悟のある人なんだろう。僕には覚悟がないから、いつでもできると言いながらいつまでもやらない。いい加減にしなくちゃ。