勤労感謝の日


勤労感謝の日 十一月二十三日 勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
たがいに感謝しあう? 一体僕は何を感謝されるのですか?

昨日、国民年金保険料未納の件でよく分からない社会保険庁の代行業者から未納分を払って欲しいという趣旨の電話が掛かってきた。日曜日の夜なのにね。お勤めご苦労様です。
電話口の向こうの女性は「払って欲しい」とは直接言わずにひたすら低姿勢な口調でありながら、その裏に下から突き上げるようなどこか威圧的で恐ろしいものを感じて、気の小さな小さな僕は払いたくないとはとても言えなかった。未納は免除分を除いて一ヶ月分とは言え、14660 円。新品の音楽アルバムが五枚くらい買えちまうぜ。国民年金保険料は実質税金のようなものだから、収入のない人間にとっては痛すぎる。
もしかすると勤労感謝の日の前日にこんな電話が掛かってきたのは、暗に職に就いていない保険料未納者に対して「とっとと真面目に働いて保険料払え」と促す目的があるのかも知れない。と妄想をする。

今日は近所で駅伝があったのでコース沿道に見に行った。選手が通り過ぎる前に間に合うか心配だったので小走りをしたけれども、たったそれだけの数百メートルで息切れしたものだから、運動不足の惨めさと陸上選手の偉大さを同時に感じた。