ボートマッチ

読売新聞を見ていたら、どの政党の政策が総合的に最も自分の考えと一致しているか導き出してくれるサービスを作ったよというのでやった。結果はまさかの国民新党だった。
国民新党と言うと、亀井さんとか亀井さんとか綿貫さんとか五年前はまさに自民党の中心にいた人たちで政策は自民党のものに反自民郵政民営化反対を付け足したというだけの旧い体質の政党だとか勝手に考えていたんだけど、この結果を見ると必ずしも自民党と似たり寄ったりの政党というわけではないみたいだ。具体的にどう違うのかは政策を詳しく見てみないと分からない。ただし面倒臭いから詳しく見る気もない。
国民新党は糸川さんとかいう若い人が国会質問でよくテレビに出ていたのを覚えている。質問に関して脅迫を受けたとかいう話もあった。あの人は最近民主党に移籍したらしいから、国民新党の平均年齢がぐっと上がってどうなってしまうのかと思っている。嘘。別にどうなってもいい。
それほど政治に熱心ではない人は、政党ごとの政策なんてテレビや新聞なんかのメディアを通してちょこっと知るぐらいで、投票先も選挙前の雰囲気で決めてしまうんじゃないかと思う。あるいは自分の所属している組織の推薦候補に投票するようお達しがあって、どうせ良く分からないからその人に投票しておこうとかそれくらいなんだろう。
実際に一つ前の参議院選では、僕が勤務していた職場でも朝のミーティングで自分たちの業界の利権に関わっているような候補者に投票するように日本なんたら会からお願いがありましたという話があった。その日本なんたら会から送り付けられたものか、顔写真がでかでかと入ったポスターやうちわなんかを前にして、「これどうしましょう」という雰囲気に包まれていたのも覚えている。結局その人は落選した。