たばこをやめて 365 日あるいは 1 年

もう吸いたいという気持ちすら起こらない。僕の勝ちだ。本当は、少し吸ってもいいかなとは思うことはあるけれども、基本的にこれから先は吸うことはないだろう。強要されたり脅迫を受けたりすれば吸うかも知れない。
たばこをやめて、まずたばこのニオイが自分自身と自分の周りのモノからしなくなった。たばこを部屋で吸うとずいぶんなニオイが発生していたのだと分かった。ニオイどころか、閉め切った狭い部屋で吸うのだから、そこで寝るとなると様々の有害物質も吸い込んでいたのだろう。もう手遅れかも知れない。
そして健康面では心身ともにすっきりするようになった、と思いたかったが、意識する範囲内では特に変わりがない。寝覚めのだるさは軽くなったような気がする。それから、たばこを吸いたいという欲求を抑えるために疲弊することもなくなった。その欲求自体がほぼなくなったのだから、当然だろう。実際のところ、これが一番大きいと思う。
お金の面では事実上 440 円(今は値上げして 450 円らしい)を二日間で消費することもないから、年に 8 万円程度は浮いているはずだ。その意識があるせいか、緊急の必要性がないモノを買ったりどうでもいい有料のアプリを購入したりと、無駄遣いをするようになった。実際はたばこ代が浮いているという考えが間違いであって、たばこ代さえ無駄遣いだったかも知れないのだから、消費することについては変わりがなかった。
ともかく、たばこがもうないとかたばこあと何本とか気にしなくてもよくなったことは良かったのだと思う。