実名制 SNS で他人を悪く言うこと

Facebook に職場の人間が数名いた。顔写真付きで職場名まで公表していたから、職種が違っても同じ職場の人間なら誰にでもすぐ分かる。自身に何もやましいことがなければ顔写真やら働いている場所やらをプロフィールとして公表してもそれで何の問題もないから、別に誰がとやかく言うことでもないし、何も「やばく」はない。
しかしだ。その内の一人のページに、辞めていった人間をどうこう言う記述が複数あった。相手の名前が容易に特定できる情報付きで、「友達関係」にある数名も半ば嘲笑するコメントを付けている。同じ職場にいる人間なら、それが誰のことを指しているのかは明らかだ。
匿名の立場で相手の実名を出して中傷するよりは陰湿ではないのだろうが、それとは逆に、この件では勤務先を自ら明示している人間が既に退職した人間を小馬鹿にしている。第三者から見れば「ああ、この職場の人たちって辞めた人を貶すような人たちなんだわ、私たちも何言われるか分かったもんじゃないわ、もうここに客として行くの止すわ」と、職場全体のイメージを損ね、職場の利益を損ね、延いては我々の給料すら損ねることにすらなりかねない。
彼らとしては居酒屋のようなノリでコメントし合っていたのかも知れないが、インターネット上に存在する公開された SNS 上での言動もまた公開されたものであり、実質的には全世界の人間によって見張られているのだ。居酒屋で偶発的に起こる喧嘩よりも怖い怖いのだ。
いずれこの職場でこの人のこれ関連の件が問題になりそうな気がする。僕はおとなしくしておこう。