911 から 11 年

夏休みの夜に NHK のニュース 9 を見ていたら、終盤でアメリカのビルが燃えている生中継の映像が速報で入ってきたので大変だなと思っているとリアルで飛行機が突っ込んでいたり他にも飛行機がハイジャックされていると聞いたりしたのでびっくりしている間に戦争が始まっていた。21 世紀の始まりがあんな年になるなんて誰が思っただろう。
そうして 11 年、祖父さんが死んで僕は留年したりニートになったり働いたりしてまたニートになったら地震が起きて 398 円のうどんが引っ繰り返って祖母さんが死んで、働き出しても今はまた仕事辞めたいとか考えている。無常とはこのことか。
11 年はよく考えるとかなり長い。平均的に考えると、人生の 1/8 程度だ。その間僕は何をしていたのだろう。物質的にではなく、精神的に手に入れたものが少なすぎる。成長していない。あの時から今までの 11 年という時間さえ短く感じられてしまう。
だからこそ今こうして苦しんでいるのだろう。年齢に分不相応な精神的未熟さを抱えた自分。もう何かやばい。