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もし僕が彼をそういう系だと断定するのなら、僕自身にも僕がそういう系だと断定される覚悟がなければならない。誰でもどこかしら strange な部分はあって、昨日はその突き出た部分をたまたま見てしまった、遭遇してしまったと。あるいは、僕が知らぬ間に他人に僕の strange な部分を見せたことがあって、他人に恐怖を与えたことだってあるのかも知れない。
あのホラー映画のような場面は幻覚か夢であったらならばいいのだが、僕が正常であると自分を認識する限り、あれは確かに時間の進む現実の中に見たものだ。僕はどうすればいいのだろう。どうしようもできない。