道標の先に道が見えない

この右下の脱獄カウンタって何だよと自分にさえ思わせるくらいにこの生活が脱獄とは程遠くなっている。最初は四桁くらいあったのに、いつの間にかもうあと一年も切ろうとしている。
初め四桁の日数だったということは、今まで二年弱はあったはずだ。その間、何をしてきたか。何もしていない。モノを買い漁って、遊んで、焦って、働いて、辞めて、またモノを買い漁って、遊んで、焦って、働いている。それじゃあ僕の言う脱獄なんてできるはずがない。それとも脱獄とは、何もせず稼がずに預金を崩して遊ぶだけの生活を目指すことだったか。
何がしたいのか分からず、何ができるのかも分からず、ただ歳だけ食ってしまったような気がする。僕は生涯を終えるまでそんな体たらくで居続けるのかね。