このままでは

仕事をするだけの人間になってしまう。僕は適当に遊びたい。遊びを仕事にしたい。
ちょっと前に NHK だったかで、アメリカか何処かにあるゲームをして金を貰う仕事の会社のドキュメンタリーのようなものを見たことがある。"従業員"であるゲーマーに開発段階のゲームをプレイさせて、プレイヤーがハマる点や飽きる点を事細かに分析するという事業内容だった。
確かにゲームをするのは楽しい。が、ゲームをやらされているのは楽しいのだろうか。しかも一日中、強制的に。これではもう既に遊びじゃない。初めこそ楽しそうだが、飽きが来るまでやらされるなんて楽しくはなさそうだ。やりたいのでやる、という自主性、自発性があるから楽しいのであって、やらなければならないからやる、というのはまさに使役であり、苦役以外の何でもないとしか思えない。
ということは、やらされている感があるから仕事はつまらなくなるのか。いや、基本的に今の仕事の中でやりたいからやっている点なんて数えるほどもない。仕事内容の九割以上がやらなければならない内容だからやっている。
この世の中に、やりたいことをやるという完全な自発性を持った仕事をしている人なんているのだろうか? そうなったらさぞ人生楽しかろうな。