余力はあるがやる気がない

なーんかせっかく早く帰ってきても何もする気になれないんだよな。金曜日が終わるまでは家でもまだ仕事の時間が続いている、という感じがするから、明日も仕事なら本格的に遊ぶよりだらだらと休憩をした方が質の良い休息になるという気がして何もできない。
ここで何かをする余力があったとしたら、生活にもだいぶ違いが出てくるんじゃないかと思う。何か有意義な趣味をとことん追求して、世界を相手に金を巻き上げるかの如く稼げるようになったとしたら。制約だらけの組織なんかに属さずとも生きていくことができる。朝も正午に起きることができる。眠気に耐えつつ電車に乗る必要もない。
実際はそんなのは夢のまた夢で、組織の中で地道に働いて金を稼ぐしかない。「世界を相手に」なんてのは簡単に言えるが、本当に簡単なら誰もが組織なんかに属さずに生きているはずだ。現実はそうじゃないから、当然凡人の僕についても九割九分の確率で同じことが言える。
しかしこれも、結局何もしない、したくない自分に対しての、都合の良い言い訳にしか聞こえない。いつまで経っても潰えぬ面倒臭い病。人と同じように働くのがやっとだ。