某お問い合わせ

くっそまた恥かいた。マジであれキレてたよ。口調は穏やかだったけど、絶対イライラしていた。「もうあんた何が言いたいのか全然解んないしこっちも訳解んないバカタレの相手してるほど暇じゃないから時間の無駄なんでちょっと早く切らせて頂きたいんですが」感がすごかったもん。受話器を通してすっごく圧迫感が伝わってきた。もうこっちの方が切りたかった。
今頃あれだ、「何か訳解んない人から訳解んない電話掛かってきて訳解んないこと言ってきて超訳解んなくて訳解んないんだけど」とか周りに言ってるよあの人。僕ももう訳解んない。
事前に質問をまとめていなかった僕も僕だから仕方がない。しかしまとめろと言われてもまとめようがなかったんだ。ああくっそ。僕のバーカ。
だから電話って大っ嫌い。顔、つまり表情が見えないから。顔が見えたら見えたでそれも嫌だけれど。
ああ、今日の問い合わせの件ではあそこに行けないな。窓口で用件を伝えたら「あっ、この前の訳解んない電話の訳解んない人が来た！」とか絶対思われて「あの訳解んない人こいつだったんだ！」とか思われて「この人は訳解んない人」ってメモ用紙に挟まれてそれ以降ずーーーーーーーーーーーーーーっと申し送りされる。そしたら行く毎に「あの人訳解んないから気を付けて」とか陰口されたり「ああ、（訳解んない人の）○○さんですね」とか未来永劫言われ続ける。だからもうだめだ。今日の件では行かないことにしよう。そうすればバレない。
はあ。こう突発的に行動を起こすのも考え物だ。いや決して突発的ではないのだが、自分の考えが上手く伝わらないことはとてももどかしい。伝えられないのが問題なのかも知れない。