具合が悪い

例によってコーヒーをワンカップ飲んだら、めまいがするわ吐き気がするわで昼間なのに布団を敷いて横になっていた。そんな中でコンビニへ行ったりして、道中ぶっ倒れやしないかと心配していた。
やはりコーヒーがいけないのだろうか? コーヒーに原因があるのだろうか? あのどす黒い液体に、僕を苦しめる物質が入っているのだろうか。いや、あのどす黒さは尋常じゃない。コーヒー以外にあんな色をした飲み物はない。同じ黒い色でも、コーラでさえ透き通っている。本当にコーヒーという飲み物はあんなにどす黒いのだろうか?
とすると実はコーヒーというものは他の人の目には何か淡い色に映っているのだが、僕にとっては有害物質に他ならないからあのようなどす黒い色で見えるのではないだろうか。実際、他人が物をどのような色で見ているかなんて、その人にならなければ知りようがない。人によって赤い色が他の色よりも濃く見えたり、あるいは薄く見えたり、そういう個性= DNA レベルでの違いがあるのかも知れない。そしてその違いは、個々人の体質と密接に関連付けられているのかも知れない。それらが立証されていないのは、ただ確かめようがないだけで、可能性がゼロということはおそらくない。
というトンデモ話を妄想するが、コーヒーがどす黒いのは客観的な事実だしな。「どす黒い」というのがどれほどのどす黒さかという点で個人個人で違いがあるのかも知れないが、「どす黒い」を「どす黒い」以外でなんと表されようか。
とにかく「コーヒーを飲むこと」と「具合が悪くなること」とは、僕の身体においては関連性が見られる。さよならコーヒー宣言でもしなければならないのかな。