今日で十月もお終いか

一言で形容するなら、「虚ろな月」だった。悪いこともあったし、良いこともあった。どの月でも日でもそうなんだろうが、両者が相殺されてプラマイゼロになった。
悪いことで溜まったストレスは物欲を満たすことで解消するしかなかった。逆に言えば、悪いことがあったからモノを買えたのだろう。確かにモノが増えて僕は幸せを感じている。しかしその引き換えとして、およそ前職での時給 100 時間分の消費をしたことになる。恐ろしいことだ。
今後の予定は真っ白だ。言い換えれば真っ暗とも表せる。どうするか。確か一年前も同じ状況だったような気がする。違うのは、働くことに対して過剰に臆病になっているかいないかだ。もう今はまた挫折を経験して一年前よりも臆病になっている。馬鹿たれである。
そのうち親父が実家からこっちに突然乗り込んできて「働けこの野郎!」と無理矢理引っ張り出されるとか、そんなことが起きそうな気がしないでもない。この歳になって長田塾かよ。そんなのは嫌だから自分で何とかしなければならない。
もう薬局ではあまり働きたくない。かと言って病院の中で働けるだろうか。働いてみたい気もするが、まず雇われるかどうか。雇われたとしてもまた変な責任を感じて逃げ出してしまうのではないか。
有能な人間はどこであろうとも働こうとするのだろうが、僕は非凡に無能だからどこでも働けるという訳じゃない。ちょっとばかり考える必要がある。また一年前に覗いた転職サイトでも見るか。