体重の推移は下降線を辿り続けて

体重がとうとう 50 kg を切った。体脂肪率も 10 % 間近の最低記録を更新しようとしている。おそらくそこいらの女性よりスレンダーだ。全然自慢できない。そもそも女性は少しふっくらしていた方が世の中の男性大多数にとっては本能的に魅力を感じるものであって、どこかのファッションショーに出てくるようなあばら骨が浮き出ているガリガリの身体は一部のガリガリマニアを除いて敬遠されるのだ。
いや問題は男の僕がガリガリなことだ。体脂肪率こそ低いものの、筋肉ムキムキのマッチョであるわけでもない。つまり余計な脂肪も過剰な筋肉もない、生活するために必要最低限の動きができるという身体でしかないのだ。これは良くない。何か不測の事態、例えば国全体が食糧不足に襲われることなどがあれば、僕は真っ先に栄養失調で死んでしまうだろう。
服用薬の影響による食欲不振のために食物摂取量が不足しているのか、はたまた脳が四六時中余計なことを考えているから膨大なエネルギーを消費するのか。いずれにしてもこのままでは、体重はまだまだ下がり続ける気配がする。周りは「痩せている、もっと太れ」などと言うが、一体どう太れと言うのだろう。