よく考えれば昔から逃げていた

未来のことなんて考えたくないな。悲観的だから未来について考えても良いことが全くと言っていいほど何も浮かばない。一生留年大学生のままでいたかった。肩書きも居場所もあった。あの気ままな空気のまま、時が止まってくれれば良かった。
しかしそんな夢物語を思っても仕方がない。時間は進んでいく。何をしても何もしなくても勝手に進んでいく。ああ! 怖い。一ヶ月があっという間なら、一年もあっという間だ。できることをするしかない。
問題は、できることをしても精神的に弱いから何かあるとすぐ逃げ出す点だ。逃げ癖が身体中に染み込んでいる。昔からそうだったからどうすればいいのかも分からない。
パズルのようにぴったりとはまるような環境は僕にはないのだろうか? それとも環境に合わせて僕自身が形を変えなければならないのだろうか? 難しい。