働き始めるまであと 20 日

もう今日から一日ごとに指を折り数えて両指を往復した頃には僕は働いている。仕事内容は前職とほとんど同じだからあまり気負う必要もないのだが、久しぶりに働き始めるというのは相当なプレッシャーだ。何せこれまで 800 日近くボーッとしているだけの生活を送ってきたのだから。働き始めて数日は非常に疲れるものに違いない。
そう言えば前の職場を辞める時に親切にも寄せ書きを貰ったけれども、パートのおばさん達の文には「笑顔が大切」や「もっと笑え」だのそういうようなことが書かれていた。僕はそんなに表情に乏しかったのだろうか? 確かに僕にはそんなに意識して豊かな表情を作っていた覚えがない。どちらかと言えば仏頂面をしていたのかも知れない。
始終硬い表情の人間が職場にいたらあまりいい雰囲気にはならないことには間違いなさそうだ。ヘラヘラ笑って仕事をした方が周りに与える雰囲気としてはいいのだろうか?
昨日だか一昨日だかどこかで見た文章があって、「ふまじめまじめ」と「まじめふまじめ」と、どちらが仕事の面で好ましいタイプかというものだった。真面目に仕事をしているが結果がダメダメの「まじめふまじめ」よりも、一見不真面目に見えても結果として真面目な成果を出す「ふまじめまじめ」の方が良いそうだ。
結果が重要というのは当然と言えば当然なのだろう。僕は前の職場では周囲から見てあくまでも真面目であろうとした。それで失敗した面もあると言えばある。というか真面目にやっているように装っていたから変に期待されて、一つ失敗するとその期待と事実との落差に失望されたというのもあるのかも知れない。
やっぱりヘラヘラ笑って仕事をしよう。期待なんかされない方がいい。