作家になるんだ
退職後 毎日夏休みだ ニートは面白い 何をやってたんだ 作家になるんだ ヽ( 'A`)ノ ヽ( 'A`)人( 'A`)ノ 全てが手遅れだ ( 'A`) (O ) (へ ) (O ) :::::( 'A`):::::::: _φ___⊂)_ U > U :::::::::(∩∩ ):::::::: /旦/三/ /
一年前は僕はマジでこの道を辿ろうとしていた。文學界なんか買っちゃったりして、でも結局面倒臭いから読まずに本棚の隅っこに置いているだけで。どうしようもない。
実際に物語を書いたこともあった。けれどどれも書きかけで終わって、最後まで書き上げたものは一つもない。結局何を書いても、中の人物が生きていないんだろうな。本当に面白い物語は、書き手が何も思わなくとも勝手に人物が動き出してそれを叙述するようにしていけば気付かないうちに完結してしまうという話を聞いたことがある。そうでないということは、僕の中の人物は死んでいる。動かされている屍だ。屍が動き回るんじゃホラー小説じゃあるまいし、書いている方も読んでいる方も楽しくない。それで僕には物書きをすることは極めて難しいことだと悟った。
一方で、難しいことだと思ってはいてもなりたいという気持ちは消えてはいない。自分の世界を知らしめる、他人を楽しませる、おまけに組織なんてものに縛られることなく時間を自由に使えるなんて最高じゃないか! これで稼いで暮らせていけるならば、もう僕は死んだっていい。いや死んだら暮らせていけないから死にたくない。とにかく数多ある目的の方法として自由に物を書く仕事がしたいという気持ちはまだ潰えていない。
これもあれだ。働きたくないという気持ちの一環なのかも知れない。そしてもはや働きたくないというのは、気持ちではなくて信念に近いものになっている。
信念を現実に実現させる強い精神力が僕にあれば、僕は何にでもなれる、はずだ。僕は何もかも中途半端だ。