眠れない午前四時

睡眠導入剤を飲んだのにも関わらず眠れない。というか、寝床に入りながら空気を読むという趣旨のゲームをやっていたのがいけないのだ。お陰で変に目が覚めてしまった。
この眠れない時間というものはつらい。まだずっと遠くにいる旅人を、もう何日も待ち続けているかのようだ。それでもってこの旅人は、来てはならない時間にこそふいに訪れたりする意地悪な天の邪鬼だったりもする。今ですよ、今早く来て下さいよ、睡魔さん。