Yakuza come home

ヤクザが家に来た。
朝に布団の中でぬくぬくとしていると何だか家の中が騒がしかったので、起きてみると下の階にヤクザが一人いて朝だというのに焼酎を飲んでいた。金髪オールバックの小柄な男だった。僕の姿を見ると訳もなく僕に凄んでくる。ヤクザと言うよりもチンピラに見えた。
「お前はだらしない」「男なら早起きをしろ」などと凄まれながらヤクザの隣に座って話を聞いていると、自分はいわゆる下っ端で、組長は後で来るらしい。訳が解らなかった。そのうちに何人かヤクザが家に到着して家の中はヤクザだらけで男臭くなった。
ヤクザのいない場所で親父に話を訊くと、何でも親父が小さな組織のヤクザの組長と知り合いで、娘の、つまり僕の妹の誕生日パーティをやるんだとつい口を滑らせたところ、それなら俺も行くと組長が言ったので、組総出で来ることになったらしい。妹を見ると今にも泣きそうな顔をしながらヤクザに囲まれて説教だか祝辞だかを受けていた。母は母で言いなりになってヤクザのお酌に回っていた。
何だか怖くなったので二階の自分の部屋に戻ると、いつの間に入ったのかヤクザ数人が部屋でモノポリーに興じていた。


そんな夢を見た。