ZenFone Max

ZenFone Maxという、バッテリー容量が 5,000 mAh もある Android 端末を購入した。およそ 3 万円。今まで使っていた HTL21 を置き換える目的となる。
届いてから満充電後にバッテリー駆動のまま色々と弄くっているけれども、当然元の容量が大きいので減る割合が少ない。電話がメインの用途で少しだけネットをするなどに用いるとすれば、一週間は軽く持ちそうだ。本当に何もしなければ、待機時間は一ヶ月になるかも知れない。HTL21 は何もしなくても数日でカバンの中で息絶えていたから、この長さは驚異的だ。
バッテリーの持ちは満足なのだけれども、パフォーマンスはバッテリーの容量ほどではない。4 年前の端末の HTL21 と比べると当然動きは良いが、おそらく最新の Android 端末と比べたら物足りないはずだ。最新のものを持っていないので知らない。
デュアル SIM 対応ということなのだが、いまいち使い方が分からない。ソフトバンクから逃れられない iPhone5s は小さくて使い勝手がいいので、ZenFone の方にソフトバンク定額通話の SIM を譲ることはないだろう。HTL21 は au の端末だったので、MVNO としては KDDI 回線を使う mineo の A プランの SIM を使っていたのだが、この ZenFone MAX は何と CDMA2000 に対応しておらず、HTL21 から流用した mineo の SIM では通話や SMS ができなかったのだ。VoLTE にも対応していないので、音声通話 SIM なのにデータ通信しかできない。ドコモ回線を利用した MVNO では問題はおそらくないはずだ。
あと、重たい。公式では 202 g とある。同じ 5.5 インチの端末である iPhone6s Plus の 192 g よりも 10 g であるが重い。あんまり変わりないね。
それから WiFi は 5 Ghz 帯をサポートしておらず、802.11ac での通信ができなかった。動画を見る用途などでは、接続速度に物足りなさがあるかも知れない。
root は取ろうと思ったけれども、OEM Unlocking が解除できなかったのでいいや。root を取らずとも、ASUS Mobile Manager というプリインアプリの中にアプリごとにネットワーク接続の可否を設定する機能があったので、もはや root を取る必要性も薄れた。
あまりパフォーマンスを求めず、重さや大きさも気にせず、バッテリー持ちを気にする場合、現時点での最良の選択肢かも知れない。