ああ髪

髪を切りたいけれども、セルフカットを続けるにはそろそろ限界が来ているのかも知れない。もうごまかせないほど、細かなアラが溜まり溜まって大きなうねりになっている。それでも自分で切るというのならいっそバリカンで丸坊主にでもした方が不揃いな部分がなくなっていいのだろうが、そこまでは覚悟がない。
もうプロに切ってもらうしかないのだけれども、他人に髪を切ってもらうことはもう 6 年くらいやっていない。問題は「他人に髪を切らせること」ではなくて、「髪を切ってもらうために一つの場所でじっとしていなければならないこと」だ。
そもそも僕はこの何十分もじっとしているのが嫌だから 6 年間続くセルフカットの道へ入り込んだのであって、もしも髪を切ってもらう間自由に歩き回ることができるというのなら、こんなある意味危険極まりないセルフカットなどは決して選ぶことはなかった。十何年も歯科通いを避けたのとほぼ同じ理由になる。
これも抗不安薬を飲んで行くしかないのか。ああ。