今日感想文

今日は朝に電車が遅れていたお陰で職場に遅刻しました。本当は振替輸送を行っている路線で行けば、おそらく遅刻はしてももう少し早めに職場に着いていたのですが、面倒臭いのでそのままいつもの路線で電車を待つことにしたのです。
そしてなかなか来ない電車がやっと来たのですが、とても混んでいたので乗りたくなかったことは言うまでもありません。何せ土曜なのに平日の電車よりも混んでいたのです。考えられません。人混みが苦手で具合の悪くなる私が無理してこの人混み列車に乗ったら、きっと気絶して余計に遅れてしまうどころか出勤できなくなることも考えられたので、その電車を見送って次の電車を待つことにしました。
案の定、次の電車は前の電車と比べて三割ほどに空いていました。普段の土曜と同じ程度です。こんな普段通り空いている電車に乗ると、先ほどのクソのように混んでいた電車に乗らなかったことは正解だと思いました。
遅延の上に人ですし詰めの車内では、乗客はその各々が行き場のない憎しみを抱えているのです。その中で電車が揺れた拍子に誰かが誰かの靴を踏もうものなら、訪れるのは憎しみのぶつかり合いです。私はそんな地獄絵図を見たくもないし、その登場人物にもなりたくありません。空いた電車に乗ったことは、私にとって全く正解の選択肢でした。
職場には何十分も遅れて着きましたが、私がいようといなかろうと関係なく普段通り業務は進められていました。実は私はいなくても良かったのかも知れません。
帰りに定期を継続購入するために六万円を下ろし、すぐに消えました。最も料金が安くなる六ヶ月購入ですが、六ヶ月後まで私がこの定期を必要でいられるのか不安で仕方ありません。
朝の遅延の影響が引き続いて帰りの電車も遅れていましたが、昼間なのでそれほど混んではいませんでした。優先席が空いていたので、少々ばつが悪く感じながらも迷わず優先席へ座りました。途中の駅で女性も優先席に座ってきましたが、恐ろしい格好で寝入っていたので恐ろしく感じました。
帰宅後はまたいつものように無為な時間を過ごし、時間は去って行きました。将棋ゲームで六枚落ちの最弱 CPU 相手に駒を全部とって遊んでいると、部屋が激しく揺れました。ずいぶん長く強く揺れ、棚の上に置いた腕時計が落っこちてくるほどだったので私はもう心臓の拍動が早くなるのを感じてもうダメかと思いましたが、そんなことはありませんでした。震度 4 でしたが、やはり地震はいくら体験していても怖いものです。
奇妙な一日でした。