カビの生えた菓子パンを食べてしまった

一昨日、いつものようにコンビニで買ったアップルパイ。食欲が特になかったので机の横の本棚に置いて放っておいたのだった。
そして先ほど食べたくなって、賞味期限を確認し期限内であるから問題ないと判断して食べた。4/5 ほど食べてから、視界に黒いものが入った。何かと思って見ると、砂鉄のようなものが、手に持つ菓子パン、たった今口にした部分の近く、リンゴのジャムの部分に付いている。紛れもなくカビだった。
カビを食べてしまった。
何も考えず、カビを食べてしまっていた。まさかパンにカビが生えているとは思いもしない、そして味も特におかしく感じなかったから、いちいちその表面を見ることもなくパンを口に遣り、胃の中へ入れていた。カビも一緒に口腔内を通り、食道を通り、胃の中へ入ってしまったんだろう。
まず、この夏の暑い中でパンという生ものを本棚に数日も放置しておくという行為がいけなかった。もうこれは自業自得でしかない。食べ物は高温多湿環境では傷みやすい。普段から暑い暑い言っているくせに、全く注意が足らなかった。
カビを食べるとどうなってしまうのだろうか? と検索すると、特定の種類のカビが産生するカビ毒を除いては大きな問題はない、とある。ピーナッツだか生えるカビの毒は急性慢性毒性があって危ない、というのは衛生学で聞いたことがある。
農林水産省/いろいろなかび毒を見ると、腐敗リンゴに生えるカビが産生するパツリン、などというのもある。リンゴ……まさに今のケースじゃないか。が、黴びたアップルパイを食べてしまったというケースは年間に何十件も起こっているはずだし、規制が掛けられているカビ毒を産生するカビが菓子パンに入っているとしたら年中パツリンパツリンとニュースで聞くはずだ。そうではないということは、今のケースは特別問題ないカビなんだろうと思う。
カビにも色々あるんだな。もう冬以外はパンを放置するなんて愚かな行為はやめよう。