問題は

この、僕が今働いている職場の環境条件がある意味で劣悪であるのか、あるいは、環境が適正と見做される範囲内であったとして単に僕自身がその環境に適応できていないか、だ。つまり、職場環境の問題か、僕の問題か。
僕が会った時の前任者は、狂っていた。少なくとも、僕の目にはそう見えたし僕の耳にもそう聞こえた。彼が元から狂っていたのか、ここに来て狂ったのかはもう分かりようがない。しかし事実として、僕が今働いている場所、同じ環境で、彼も働いていたのだ。そして僕はげんなりとしている。
身体が不調であること、それの原因を職場の環境に求めるのは容易い。一方で自分の中にあることを認めるのは、自分が主観的である限り難しい。だから自然と環境のせいにしたがるし、そうなってしまえば楽なのだ。
ただ、夏は労働なんかせずに涼みながら高校野球を観たがっているから、それを目指すように身体の方が自然とげんなりしてしまっている、とも考えられる。例の「働かなくてもいい」の口実作りだ。
要するに、働きたくない。