インベントリ

結局、棚卸前になって在庫を絞るなんてのは姑息以外の何でもないのだ。必要なものは仕方がないが、必要ないものはまず普段から発注しなければいい。それなのに不動在庫や過剰在庫がぞろぞろあって嘆いているのは、他ならない僕が馬鹿だったということだ。しかもそういうものに限って単価が高いものだったりする。最悪だ。
だからと言って棚卸除外なんてやったら余計な損失を被ることになるからしない。もっと早くから在庫管理に目を向けていれば良かったのに。僕は一体何をやっていたんだ。
しかしやはり少しでも在庫は少ない方が会計上はよろしそうだ。だから棚卸の時期はきっと小包装が飛び交っているんだろうな。後発品だらけだからそんな融通が利かない。しかもそういうものに限って大包装で納入価が(略)。
僕は欠品恐怖症だから、普段から在庫は潤沢にあった方がいいと考えてしまう。その結果抱えたのがこの不良在庫どもだ。つまり、僕の分身。