どうしようもない僕はどうしようもない

一昨年の初夏頃のログを見返した。バイトをしていてしかし仕事がつまらなくなって何だかもう嫌になっていた時期だが、飛び降りるとか飛び降りないとか書かれている。そして夏にちょっとした出来事があって、実際に落ちようとしていた。結果それを契機に辞めているが、もし実行に移されていたらと考えると危ない。
今の僕にはその頃の僕の気持ちが解らない。何故飛び降りたいと思い続けていたのか。そしてその先に何を描いていたのか。単に嫌だから逃げるつもりだったとしたら、何も考えていない浅はかな行動でしかない。もちろんその先に、休養して何かを学んで別の道に就く、という考えもあったのかも知れないが、今となっては思い出せない。そうなのだから、衝動的な行動であるとは言え何も考えていなかったんだろう。
ただ、普段から考えていることは、ひょんな切っ掛けで本当にその考えが実行段階に移る可能性があるのかも知れない、ということは解った。決して、決して電車に……などと考えるのは止めておく。というのも、そんな思いがうっすらと出て来始めてしまっていることに気付いているのだ。だからこそ行き帰りが恐ろしい。馬鹿な思いが恒常化された考えに移行しない薄い思いであるうちに、別の思いで上書きしておく。
では何の思いで上書きするか? しかし僕にはそれがなかった。薄い思いすら打ち消せない弱い思いしかなかった。ちゃんちゃん。