だるい

職場に手から足どころか全身を細やかに遠隔操作できるロボットを置いて、家から操作して仕事したい。それならば起床時間にも通勤電車にも悩むことはない。しかしそんな夢のような機械はあったとしても、買うだけで僕の生涯収入を超えてしまいそうだな。
もしかすると、実は今の自分自身こそがその「遠隔操作されているロボットのようなもの」なんじゃないかとか思い始める。つまり他に今の僕と同じような考えを持った怠惰な存在があって、僕そのもの、いや人類を含めて生命体というものは、その怠惰な存在達によって何らかの目的を遂行するためのただの媒体に過ぎなかったりするのではないか、とか。
空想としては面白いが、現実でこんなことを真剣な顔で語ったらただのトンデモ人間でしかない。ああとにかくだるい。