揺れに慣れない

この二週間でたくさん揺れを感じているが、全く慣れることがない。むしろ「この小さな揺れがまたあの大きな揺れに続いたとしたら」と考えると、慣れるどころか恐怖さえ感じる。それほどあの揺れは衝撃的だった。
地震というものは家が脆弱だから揺れるものと思っていたが、地面そのものが揺れるのだ。本当に、地面が大きく揺れる。家にいても外へ出ても関係ない。立っている地面が揺れている。地震というものが地面が揺れるということなのは当たり前のことだが、実際に大きな揺れに遭って初めてそんな当たり前のことに気付かされた。
とすれば。震源域に近い人たちは、相当な不安で一杯に違いない。僕の感じる程度の不安よりも、もっと大きな不安に襲われているのだろう。
けれども実際に僕にできることは募金程度で、その他には何もない。何もないから、いつも通りの日常を送るしかない。しかしいつも通りと意識すると、却っていつも通りの日常を送るということもまた難しくなる。
ただしニート状態の日常がいつも通りだというのもおかしな話だな。働き始めて金を稼いで消費に貢献するというのが今の僕にとって最も正しい間接的な支援なのかも知れない。
で、働く準備をし始めた。実際は別に支援がどうのこうのじゃなくて、何か周りの目が「あんたまだ何もしていないの?」と非難するように感じ始めてきたからなのだが。髪を切り(セルフカット)、写真を撮り、転職サイトで何カ所か職場の目星を付けた。面接のお願いなどはまだしていないが来週中にはする。
しかしこれで夏の高校野球は、年初に計画していたようにゆっくりとは見られそうにないな。これでいいのだろう。