心の隙間

既婚者の汚えオッサンに遊ばれているのに気付かない馬鹿な奴、あんなのただの性奴隷だろう。洗脳されている。それにも関わらず、心配している家族に逆ギレと来た。最悪だ。怪しい団体にハマって金を落としているのと何ら変わりない。貢いでいるものが金か体かの違いだけだ。
怪しい団体にハマるのには、たいていの場合何かしら切っ掛けがある。将来が不安だとか、失恋しただとか、大切な人と死に別れただとか。そこに付け込まれて、あるいは自身で穴を埋めようとして、そういう怪しい団体が笑顔で差し伸べている手にすがりたくなるのだろう。
ということはだ。今回の事例も、あいつにとっては現状に何かしらの根強い不安やら不満やらがあったということなのかも知れない。そこにその汚えオッサンが笑顔で手を差し伸べた、もとい、手を出した。あいつは単純で純粋な面もあるから、オッサンの表面限りの笑顔にクラリと来てしまったのだろう。この人なら私を救ってくれる。私の不安不満を解消してくれる。と。
しかしオッサンは誰を救うなんてことは頭の中にはない。ただあるのは肉欲のみだ。若い性をその汚らわしい欲望のままに操り自分のものにする。あいつがオッサンの差し伸べた手を取った時、オッサンはしめたものだと思いさぞかし股間が蠢いたことだろう。
あいつが何をどれだけそのオッサンから偽りの幸せを受け取っているかは知らないが、現状に不満があるからこそのめり込んでいるという節もあるのだろう。解決するには本人がオッサンにただ遊ばれていい思いをさせているだけという状況を理解してくれればいいが、洗脳状態にある今は無理だ。何を言おうと無理だ。
どうすればいいか、と悩んでいるとこっちまでおかしくなって今度はこっちが怪しい団体に入る羽目になりそうだから、考えない方がいいのかも知れない。あのオッサンがぽっくり逝ってしまえば手っ取り早いのだが。