どんな仕事が合っているのだろう

と、夜中に考える。考えるのはやめろと医者に言われているが考えたいから仕方がない。
まず接客要素のある仕事は不向きだ。それは今回の職場で学んだ。慣れれば表面的にはどうということはないが、心の奥底では客という不定変数を怖がっている。マニュアルなんてあったところで何も通用しない。
ではそれ以外となると、実際に経験したことがないから向き不向きなんて分からないのだ。例外として学生の研究ごっこを大学の四年次にやったが、どうもこれも駄目そうだった。論文を読んだりまとめたりするのは楽しかったが、実験とくると面倒以外の何でもなかった。研究は向いていないのだろう。こんなのが間違って企業に入っていたら、働き盛りになった頃にはリストラ候補の筆頭だろう。下手に上昇志向を持たなくて良かった。
現実的に考えれば、向いている仕事を選ぶよりもまず仕事をしろという話なのだろう。嫌な現実だ。そもそも向いている向いていないなんていう概念を仕事というものに持ち込むことがおかしいのかも知れない。いや、もしかしたら向き不向きと仕事内容とを結び付けている現実こそがおかしいのかも知れない。しかし現実をおかしいというとお前がおかしいと言われる現実の中で生きているから、おかしいのは僕ですと認めないと暮らせていけない。やっぱり嫌な現実だ。
いずれにしても、やっぱりこんなのはもっと若いうち、できれば小中学生の時に考えるべきだったのだ。こんな年齢になってから考えることじゃない。とは言え働くことについて学生時代には何も考えてこなかったから、今さら考えるしかない。
考えて結論は出ますか? 出るわけがない。