馬鹿だなあ僕は

若さは時間なんだよ! 時間が有り余っていると言うことなんだよ! 四畳半に閉じこもってただただネットだけしていたら二重の意味で人生が終わるよ!
ということに気が付かなかった。気が付けなかった。僕は大学時代からの数年間をドブに捨てたようなものだ。だらだらと過ごした時間はだらだらと排水溝の先に流れていってしまったからもう戻っては来ない。残されたのは無駄に歳を食った心と身体だけ。
何やっていたんだろうな僕は。十年前にタイムスリップして、馬鹿な高校生だった僕に耳元でうんざりするほど囁いて伝えてやりたい。「将来設計はしっかりしておけよ」と。「後悔先に立たずだぞ」と。そうすればもっとその後の時間を有意義に過ごして、今頃は真面目な人間として過ごしていただろうに。
しかしたとえ伝えてやったとしても無理かな。僕は気が付いた時にはすでに根性なしだった。時間を遡るには、もう僕が幼稚園児だった頃まで戻らないといけないかも知れない。
後悔しても遅い。過ぎてしまったことへの後悔に嘆いて余計なエネルギーを使うよりも、どうにかして突破口を見付けようとする方にエネルギーを捧げるべきだろう。負のエネルギー。正のエネルギー。先を見よう。