新しい時間

1 日 = 24 * 60 * 60 秒 = 86400 秒。実に中途半端だ。何処の誰が決めたんだ。どうして分や秒が 60 単位じゃなければならないのか解らないし 10 進法で動いている現実世界の実情と合わないから、僕が新しく決めてやる。
新たに 1 日を 10 の単位で分けて新しく 1 新時間を設けるとする。当然 1 新時間は 100 新分で、1 新分が 100 新秒で構成される。
そうすると 1 日 = 10 * 100 * 100 = 100000 新秒。キリがいい。新秒は現在の秒で表すと 86400 / 100000 = 0.864 秒となる。つまりおよそ 1.16 倍の早さで秒の単位が流れることになる。1 新分は 100 新秒だから、86.4 秒が 1 新分となる。1 新時間は 100 新分 = 100 * 100 新秒 = 8640 秒 = 144 分。
労働時間は現在の単位で表すと 8 時間 * 60 * 60 = 28800 秒だ。これを新時間単位に直すと 28800 * 100000 / 86400 = 33333.33 新秒。だいたい 3.3 新時間となるが面倒臭いから端数は切り捨てて規定の労働時間は 3 新時間とする。
するとどうだろう。一日のうちで 3 / 10 の時間だけ働けばいいことが分かる。十分の三! 意外と働く時間というのは少ない気がしてきた。ただしこの新時間単位の話だが。
というか、十進化時間なるものが既にあるらしい。僕が考え付くような変なことはもう誰か考えているんだ。しかも数百年以上も前に。