職場のおじさん

おじさんというかもう僕とは三回り以上も歳が離れている人が職場にいるのだけれども、周りの人のおじさんに対する扱いがかなりぞんざいだ。明らかに僕に対するものとは接する態度が違う。正直なところおじさんが可哀想に思えてくる。
それと同時に、僕も一人前として数えられるようになっても失敗ばかりだったらあんな風にぞんざいに扱われるんじゃないかという恐怖を感じる。「勤めて長いんだからそれくらいのことは覚えて頂戴」と。優しく接せられている今のうちに覚えられることは覚えないといけない。プレッシャーだ。
おじさんへの接し方をはたから見てこちらが辛くなるんだから、自分があのように接せられたら凹むというか辞めたくなるだろう。精神的に弱い人間にとって人間関係というものは良くも悪くも影響を受けやすい最たるものだ。恐怖。恐怖しかない。