井脇ノブ子事務所で働いた

夢の中でもやっぱり彼女のスーツはピンクだった。僕以外にも何人か働いていたが、女性はみんなピンク色のスーツを着ていた。強制させられているのか、自ら進んで着ているのかは不明。僕は男性だから別にいいのだろうと濃紺のスーツを着た。
事務所での仕事は、あちこちの家や店に出向いて個人献金のお願いをすることだった。どこに行っても煙たがられたが、結局数万円ほどの献金を受けた。事務処理をする作業が面倒で、誰か他の人に全てを任せたいと思った。
実際に政治家の事務所でこんな仕事をするかどうかは分からない。

モヒカンが自宅の前で洗車をしていた

見ず知らずのモヒカン二人組が、僕の実家の前で白いワゴン車を洗っていた。ビッグウェーブ発言の人にも見えた。人の家の前で勝手に洗車をするのは迷惑なので止めてくれと言うと、意外にも彼らは気さくな種類の人間で、しまいには僕の方が彼らの洗車を手伝ってもいた。

捨て猫と捨て犬

実家で妹と一緒に二階のベランダに出たら、向かいの家のベランダの手すりに紙袋が置かれている。よく見ると中から灰色の子猫がくりくりした大きな目でこちらを覗いていた。あまりにも可愛らしかったので捨てられたのなら家で飼ってやろうと紙袋に手を伸ばしたが、手が届くか届かないかのところで子猫は紙袋から勢いよく飛び出して、向こうの家側に去って行ってしまった。
残念がっていると、紙袋の中にはまだ何かが潜んでいることに気付いた。もそもそと動いて出てきたのは、体のあちこちに小蝿をまとった汚らしい白黒斑の子犬だった。目の部分にも膿が溜まっていて、そこにも大量の小蝿が群れていた。あまりにも多くの小蝿を一度に見たので気分が悪くなり家に戻ろうとしたが、その子犬はこちら側に飛び込んできた。その子犬はベランダでうろうろし始めたのでどうしようかと妹と相談したが、放っておけばそのままどこかへ行ってくれるだろうという結論になった。