新型インフルエンザ

最近、一旦沈静化したかのように思われた新型インフルエンザが夏真っ盛りだというのに全国で再び猛威を振るっているという。
近所のドラッグストアでは、以前と同様にマスクが売り切れているらしい。またネットオークションでマスクを売って稼ぐ輩が出てくると思うと、うんざりする。普通なら品切れずに出回るはずのものを買い占めて相対的な需要を上げて儲けようとする人間を儲けさせてはいけない。そういう人間はマスクの山に埋もれて死んでしまえばいい。
稼ぐなら真っ当に稼がなきゃいけない。だから僕もそろそろ働き始めなければならないが、外にはインフルエンザウイルスがうようよしているのだろう。かと言って僕が応募を予定しているのは病院だから、患者が集まりそうなそんな場所こそ外よりもインフルエンザウイルスがうようよしているはずだ。そんな所で働けば、脆弱な僕は容易にインフルエンザに感染してしまうに違いない。衆院選が終わったら働き始めるつもりでいたけれども、やっぱりまだ働かないでおこう。僕はまだ死にたくない。
けれどもその内に募集がなくなるかも知れない。それは困る。感染を恐れて働かざるべきか、募集がなくなるのを恐れて面接の申し込みをするべきか。低度なジレンマだ。